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2007年08月20日 (月) ―― うめざわ ――

Sタイヤのお話

今回はジムカーナに特化したお話。一般公道では安全運転としっかりした溝があるタイヤを履いて走行しましょう(笑


最近は「ジムカーナ=セミスリック」と言う図式が無くなってきています。(昔はアッタンダヨ)

それは

●ストリートスポーツラジアルの性能が一昔前のSタイヤと同等かそれ以上の性能を持っている。

●Sタイヤの大径化で高額になりハイグリップ化でライフが極端に短くなってしまったので「消耗品」と言い切るには「・・・・・・」となってしまっている。

●高性能化の代償として「高温用」「低温用」の2セットのタイヤを用意しなくてはいけない。

などが考えられますね。

もちろん競技ですから、メーカーサイドの高性能の追求は間違ったことではありませんが、ランニングコストの高さから「レギュラータイヤ(非Sタイヤのスポーツラジアルのことをこんな風に言ったりします。)でジムカーナをして低コストで楽しもう!」という考え方が産まれてくるのも納得できます。

さて、

ではレギュラータイヤは本当に”安くジムカーナをやる為の突破口”になっているのでしょうか?

と言うのが今回の本題。

レギュラータイヤでのジムカーナは何が良いって「タイヤを積んでいかなくても良い」って言うところなのかな?って思っていました。町乗り転がし用のタイヤでそのままジムカーナ場に行ってそのまま走ってそのまま帰ってくる。これは今「雨用、晴れ用、練習用」の3セットをジムカーナ場にもって行かなければならないSタイヤを使用している私達から見ると「天国」のような話です。

・・・・・が、

よくよく聞いてみると、「レギュラータイヤも練習用と本戦用のタイヤは分けている」との事。7部山、6部山付近になると新品の時と比べてグリップが落ちてしまうのが理由なんだそうです。

で、僕は考えたわけです。「Sタイヤで、雨用晴れ用を統一1セットでいけて、練習で溝がなくなるぐらいまで走ってもグリップが大幅に落ちないのであれば、ネオバと同等レベルのコストで走れるのではないだろうか」ってね。


ここで私が今回皆様にご紹介いたしますのが、「ダンロップ・ディレッツア03G、コンパウンドS1」でございます(爆

現在ジムカーナ用のSタイヤはどのメーカーもコンパウンドは高温用・低温用で2種類ありましてダンロップも「S1(低温ドライ+ウェット)」「M1(高温ドライ)」の種類のコンパウンドが発売されています。僕のインプレッサではS1は「雨」から「かなりの高温のドライ路面」まで、他社と比べても遜色ない性能を発揮してくれます。特に柔らかいコンパウンドなので「高温ドライ」でのタイヤの熱だれが心配だったのですが、ダブルエントリーで真夏の気温の中を連続走行しても、

「んー、最終のターンセクションでいい加減フロントが流れるかな??」

ぐらいの性能ダウンでとどまってくれます。実際ジムカーナで連続走行することは無いと思うので、熱だれで大幅タイムダウンは無いでしょう。

あと、溝が無くなっても大幅なフィーリングダウンと性能ダウンがありません。これは1セットのタイヤを長く練習用として使いたい人に嬉しい性能です。ちなみにこんなになるまで使ってもしっかりグリップしてくれます。

これにはさらにメリットがあります。他社の「溝が減って性能ダウンしたSタイヤ」を使って練習しても厳密に言えば「練習」にはなりません。本戦と状況が違うわけですから。その為練習最後の2本で「本番用タイヤ」に履き替えて感覚を戻しておく必要があったりします。この「本番用のタイヤを練習に使う」ことを何回もやっていると、知らず知らずのうちにタイヤの一番おいしいところを使いきってしまうのです。

僕は今年ダブルエントリーの関係上はじめからダンロップを使用していますが、練習時に1度も本番用タイヤを履いたことがありません。それで本戦時にフィーリングの違いにとまどった事もありません。

年間通して一つのコンパウンドで通せて、練習で長く走り込めて、溝が無くなってきても性能ダウンが少ないと来ると、レギュラータイヤのランニングコストに近づくと思いませんか??

ちなみに上の写真のツルツルのタイヤで、先日の「どっちも♪練inドリフトコース」のベストタイムが出たのは最後の走行ですからね(笑

それはそれで逆に悩みますが(爆


ジムカーナは「非Sタイヤ」の流れが大きくなっているのも確かですし、それは一切否定しません。タイヤを載せて行かなくても良いなら家族旅行を兼ねることが出来ますし(笑) でも「非Sタイヤ」の流れは、新規のお客さまが取り込めず、既存のお客さまが高年齢化してやめてしまうのを防ぐためのジムカーナショップの道具になってしまってはいけないと思うんです。

将来的に「Sタイヤのクラス」が無くなってしまうのであれば、逆に今Sタイヤを履いて高次元のスピードのテクニックを磨いて欲しいと思うんです。全日本や地区戦に繋がっているだけあってSタイヤで走っている人はレベルが高い人が多く参加しています。レギュラータイヤは改造範囲が絞られていなかったりしますが、SタイヤはどのイベントもしっかりN車両規定に縛られているのでイコールコンディションに近い。負ければ自分の腕だからモチベーションも上がります。そう言う中で1年でも2年でも頑張ってみるのは絶対的にレベルアップに貢献します。

一時期だけでも一生懸命やって習得した技術はなかなか無くならないです。「細々続けていく」にも下手で負け続けるより、そこそこ上位に食い込める腕を持って細々続けた方が絶対楽しいじゃない??


あえて時代に反した「Sタイヤでジムカーナやろうぜ!」を言ってみました。

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