オートマにもオイルありますよ~。
■ オートマチックトランスミッションフルード(ATF) ■
長いですねぇ。名前が……。 オートマチックトランスミッションフルード……。 で「ATF」と縮めるんですね(笑)。 だってエンジンオイルはEOって言わないでしょ??
●「オイル」?「フルード」??
オートマチックトランスミッションフルード(ATF)は別にも 「オートマオイル」「トルコンオイル」などと呼ばれますが、 実際は圧力を伝達しながら、潤滑を兼ねているため、 「オイル」ではなく「フルード(専用液)」と命名されています。
●ATFの点検って何をすればいいの?
大体の車にはATFの量をはかるゲージがあります。 基本的にATFが減ることはないので、 もし量が減っている場合はかならず漏れなどの不具合があるはずです。 すぐに点検修理することをお勧めします。
余談ですが最近の乗用車はほとんどオートマ車だそうですね。 車種によってはマニュアル車の設定が無い車も多いようです。
ここ20年ぐらいの間にオートマチックミッションは飛躍的な進化を遂げたました。 昔なんて「営業車=マニュアル」と決まっていましたしね。
子供の頃は父親がシフトを操作するのがかっこよくてね。あこがれたもんです。(しみじみ)昔もオートマチックミッションはありましたが、最初は伝達能力がとても悪かったので、 燃費を気にする営業車はマニュアルと決まっていたんです。 「燃費はマニュアル車の3分の2も走れば良いほう」位だったんですね。 その上マニュアル車より車輌の金額が高いと来れば、当然の事だったのでしょう。
「オートマチックトランスミッションフルード(ATF)」は、 そのミッション内部の潤滑と動力の伝達を受け持っています。 説明してもなかなか伝わらないので機構的なことは飛ばします。 「ATFを交換すると燃費が上がる」と言うことをガソリンスタンドなどで聞いたことがありますか??その理由は先ほどの「動力の伝達をやっている」と言うことに繋がっているんです。オイルを交換すると燃費向上にも効いてきます。
■ 交換しないとどーなるの ■
新品では赤色や飴色をしているATFは、劣化してくると徐々に黒ずんできます。 オイルの性能って思ったよりも車の性能に直結しているんです。
どういうことでしょうか?
オイルにはいろいろな役目がありますが、一番重要なのは「潤滑」です。 オイルの被膜が部品と部品の擦り合わせを防ぐわけですね。 この潤滑と言う部分に焦点を当てると、 オイル粘度はグリースのように「固め」のほうが油膜切れをおこしづらいので良いんです。 しかしATFはギヤチェンジを圧力でコントロールする「作動油」の役目もこなしています。 この「作動油」は逆に細いホースや配管の中を通るため、 なるべく柔らかいほうが抵抗が無くて良い。
この二つの矛盾した性能を求められる仕事をATFはそれひとつで行っているので、 エンジンオイルの次に過酷であり、 劣化すると車の性能に何かしらの形で悪影響となって表れてくるのです。 主に「ギヤチェンジショックの増大」や「燃費の悪化」につながります。 なんだかありきたりな説明ですが、本当だからしょうがない。 ちなみに交換しないとかなりの確率で壊れます。これも本当。
■壊れるとどんな感じ?■
最近の車は性能が良いですからね。壊れたからといってすぐに止まってしまうわけではありません。でも逆にこれがくせ者で徐々に不調になっていくのでなかなか治すタイミングが見つからなかったり、気が付かなかったりします。 症状として次のにあげるようなことが・・・。
●オイル漏れ(またはにじみ)がある。
●変速時のショックがすごく大きい。またはギヤが入らない。
●燃費が下がる。
●加速が悪くなる。
こんな感じですな。
正直ATFが原因で壊れる確率がオートマチックのミッションはとても高い。 しかも症状が表れてくるとオイルを交換して一時期は良くなっても、 すでに内部に支障をきたしている場合が多いので、すぐにかなりの確率で再発します。
昔は「ATF無交換」と言っていたカーメーカー、 カーディーラーが最近「交換」を勧めているのも、 その証拠と考えて良いでしょう。 で、ですね。ここまで説明しても交換しない人っています。 いつも乗っている車ですから症状が出ていても判らないっていうのもあるんでしょうね。 「売りつけてる」と思うのかもしれない。 でもそのまま使っていても車が動かなくなるだけです。 ちなみにオートマチックのミッションが壊れた場合は大体ミッション自体の「交換」になります。 20万から30万は覚悟をしなければいけません。
■ 交換のタイミングと当店の交換方法 ■
通常でご使用のお車なら「2万キロ」が交換の目安になります。 エンジンオイルが3000km~5000kmでしょ? それから比べれば長い長い(笑)。 金額も若干エンジンオイルよりは高いですが、 距離で割ってみればそんなに高いものではありません。 ガソリンが減ったら給油するように「オイルは距離が来たらさぼらず変える」 というのをきちんとやってあげるだけで、アナタの愛車はいつまでも元気でいられるんです。
交換方法ですがこちらも専用の機械を使用します。 NEXTでは循環式と圧送式の2種類の交換方法がありまして、 「循環式」はオイル量を測るゲージ穴から細い管をミッションの中に通し、 エンジンをかけながら「古いオイルを少し抜く→新しいオイルを補充→しばらくオイルを循環させる→古いオイルを抜く」 をひたすら30分ぐらい繰り返す方法です。 「圧送式」はATFの通り道に機械を割り込ませ、 オイルラインに流れてきたオイルをそのまま廃油として取りだし、 その取りだした分だけ正確な量をもう一方のラインに送り出す方法です。
前者と後者の違いは作業の複雑さと交換できるオイル量の割合。 「循環式」の交換作業は誰にでもできる簡単なものなので作業工賃はサービスになっています。 ガソリンスタンドでアルバイトができる技術レベルと言いましょうか。 とうてい工賃が取れるようなレベルではありません。 その分だけ安いのは良いのですが「循環式」は新しいオイルで汚れたオイルの汚れを 「薄めていく」ようなイメージなので実際には70%ぐらいの交換率になります。 数字で言われるとなかなかイメージ出来ないと思いますが 「エンジンオイル交換時にオイルエレメントを交換しない時ぐらい」の交換率なので、 全く問題ありません。(よけい判りづらい??(笑))
「圧送式」は専門の知識と作業レベルを要求されます。 まずオートマチックミッションには必ず付いているATFクーラー。 そのAT→クーラーの配管を一度分解して、取付アタッチメントを装着し、 交換機をその間に割り込ませるのです。 手間がかかりますので、オイル代の他に作業工賃を「3000円」頂いています。 その分こちらは100%近くを交換できるので、 前回交換よりも少し距離を乗ってしまった方や、 駆動系に負担がかかるハイパワー車にお勧めしております。















