車のブレーキはブレーキオイルが要です。
■ ブレーキオイルとは?? ■
突然ですが皆さん。
自転車に乗ったことはありますよね(笑)。
ハンドル部の左右にブレーキのレバーが付いているでしょう? 当然ですが止まりたい、減速したい時にレバーを引きます。 するとレバーに付いている「ブレーキワイヤー」が引っ張られ、 車輪の所に付いているブレーキが動いてホイールに押しつけられることで、ブレーキが効く。
車も構造的には全く同じ考えです。 そして自転車で言う「ブレーキワイヤー」の役目をしているのが、 「ブレーキオイル」なんです。 ブレーキペダルと車輪のところにあるブレーキをつなげているんですね。 人間で言えば「手を動かそう」と言う命令を伝える「神経」みたいなものです。 ブレーキペダルを踏んだ力を四輪各部に伝えて速度を調節するとても大切な動きをしているんです。
大変ですねぇ。重要ですねぇ(笑)。
■ 何故交換? ■
さて、この「ブレーキオイル」。当然ですが劣化します。 新品のブレーキオイルは透明度があり黄色系の色合いをしている物が多いです。 そして使っていくと、ブレーキオイルは空気中の水分を吸収していきますし、 ブレーキングによる発熱や圧縮により劣化していき赤みを帯びていったり黒ずんでくる。
まあ色が見てわかるぐらい変わったら末期症状ですな。 ちなみに車に使っているオイル関係で「黒くなる」のはエンジンオイルだけです。 理由は「エンジン内部で燃焼があるから」。 燃えているなら炭は出ます。 そこを潤滑しているエンジンオイルは黒くなって当たり前。 ブレーキオイルは「圧力作動油」なので燃えてません。 そのオイルが黒くなるって言うことは……。 やばい!やばすぎる!!!って感じです。 ブレーキオイルの劣化や量不足は最悪の場合「ブレーキ不能による大事故」につながるおそれがある。 と言うことはおぼえていてください。
■ 交換しないとどーなるの ■
さて問題。水と油は混ざりますか?
「バカにするなよ」と言われそうですが(笑)、 中には水と混ざるオイルがあるんです。 このブレーキオイルもそう。つまり「ブレーキオイルは水溶性の油」なんですね。
「水と混ざる」これがブレーキオイルの安全のキーワードであり劣化の原因でもあります。 つまり湿気を吸ってしまうのです。
水分を多く取り込んで劣化したブレーキオイルは、 ブレーキ時に発生する熱により、配管内で沸騰することがあります。 その時に発生した気泡が配管内に残り、ペダルからの圧力を吸収してしまって、 ブレーキが効かなくなったり効きにくくなる。
おぼえていますか?
免許を持っている方は必ず教習所で勉強しているはずです。 この現象を「ベーパーロック現象」と言います。
ブレーキが効かない。これはもう笑い事ではすまされません。
NEXTの点検はその水分の含有比率を専用のテスターで測定します。 汚れなど目視では点検し辛いブレーキオイルもこのテスターを使えばハッキリ状態がわかるんですね。
■ 交換のタイミングと当店の交換方法 ■
ブレーキオイルの交換目安は一般的に2年に1回だと言われています。 車検ごとに一回交換するということですね。 ただし!車検をやったからと言って安心してはいけません。 最近はディーラーさんでも、修理工場さんでも「高い!」と言われることをおそれて (いると思っているのですが・・・ホントかどうかは判りません(笑))、 ブレーキオイルは交換しない場合が多いんですよ。やばいですねぇ。
もちろん使用状況によって交換サイクルが変わるのは「ブレーキオイル」も同じです。 ピットに入る全部の車をこのテスターで測定した経験から言うと、 頻繁にブレーキに熱をもつ車、 たとえば通勤が山道だったりする車は1年毎。 普通に使っているのであれば、2年ぐらいは大丈夫です。
とっても大事なオイルですからあくまでも目安は「水分含有比率」とおぼえてください!
当店ではブレーキオイル交換を専用機を使って実施しています。
最近ABS(アンチロックブレーキシステム)車ばかりですよね。 NEXTのブレーキ交換専用機はアタッチメントを使用して圧力で古いブレーキオイルを押し出し、 新しいオイルを入れていくのです。 この方式だとオイルが全部抜ききれないABS車でも確実に交換できます。
希にですが予備タンクの中だけのブレーキオイルを交換して 「交換した」ことにしてしまうレベルの業者さんも多いようです。 特にガソリンスタンドにその傾向が見られます。 これではほとんど交換した意味がありません。騙されないようにしてくださいね!!















