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ハンドルを軽くするためのオイル(パワーステアリングフルード)

■ パワーステアリングオイル(パワステオイル)とは?? ■

ハンドル操作時に必要な力を軽減するために、エンジンの力や電気のモーターを使ってポンプを回し、 発生した油圧を利用してハンドルを回す力を大幅に軽減しているのがパワーステアリングの原理です。 パワステ無いと重いですよ~、ハンドル。回りません。ホント。

その油圧力を伝える動きをしているのがパワステオイルです。 正式には、「パワーステアリング・フルード」といいます。 このオイルは圧力作動油なので結構な圧力がかかっています。

■ 交換しないとどーなるの? ■

パワステオイルというのは

●パワーステアリングポンプ(エンジンの回転を油圧に変換するところ)

●ステアリングラック(ハンドルを回した動きをタイヤの動きに変換するところ)

●リザーバータンク(予備のオイルや、熱などで膨張したオイルをためておくタンク)

●オイルクーラー(オイルを冷やすところ)

の4ヶ所をホースやパイプを通して行ったり来たりしています。

エンジンルームを覗いてみるとこのホースやパイプは、 金属の所とゴムホースのところがあるんですね。 実はゴムって熱とか圧力とかに弱いし、劣化するとひび割れてダメになったり……。 車の中で一番壊れやすい部品である一方で、加工しやすさや形状の自由さ、 そして振動吸収にも一役買っている優れ物パーツでもあるんです。

そしてパワーステアリング機構にもゴム部品がたくさん使われています。 ホースもそうですし、ゴムパッキンなどもあります。 圧力がかかっているパワーステアリングオイルは、 ホースとホースの継ぎ目やゴムパッキンなどからオイルが漏れ出すことが多いです。 その上場所が悪いと高価な部品の交換が必要になったりします。

パワーステアリングオイルはそういった「ゴムの劣化による故障を抑える」ためにゴム部品の劣化をふせぐ為の効力もあります。 ポンプの圧力を伝えたり、機構のオイル潤滑をしたり……それはそれで働き者なんですね。

交換しないとハンドルが重くなったり、ポンプが壊れたりする場合もありますが、 一番支障がでるのはゴムパイプやゴムシールのダメージが原因の「オイル漏れ」なんです。 残念な事にパワーステアリング機構のオイル漏れは、 ゴムシール単体の交換ではなく部品部品の交換になる場合が多いので、修理費用で1万2万は当たり前。 5万円ぐらいかかっても不思議ではありません。 オイルを交換しないと壊れる。と言うのはここでも同じなんですね。

■ 交換のタイミングと当店の交換方法 ■

新品のパワステオイルは、鮮やかな赤色か、透明度のある飴色をしています。 劣化が進むと黒ずんだり、濁った色に変化していきますが、 パワーステアリング機構はエンジンとちがって「燃焼」していないので、 エンジンオイルのように「真っ黒」になることはありません。 逆にいえば真っ黒になるほど使っちゃダメって言うことです。

劣化したパワステオイルを使い続けていくとオイルシールやパッキンを痛め、 オイルのにじみ漏れを引き起こす原因になります。 ともかくオイル漏れしたら終わりなんです。おぼえておいて下さい。 万が一オイルが漏れだしパワステオイルの量不足になると「ハンドル操作時の異常、異音」、 さらには「パワステポンプの損傷、焼き付き」の原因になります。

交換頻度ですが、1万キロもしくは1年に一度ぐらいと考えて下さい。 パワーステアリングの動作機構的にはそれほど頻繁な交換は必要ないのですが、 ゴム部品の保護と言う観点ではこまめな点検が必要です!